医師のミスによる失敗
患者として一番恐ろしく、一番納得のいかないのが医療ミスによるインプラントの失敗です。
1. 手術のミスによって神経を傷付けてしまう
下顎のインプラント手術は、神経を避けてインプラントを埋入しなくてはならないため高度な技術を必要とします。未熟な医師による手術では、神経を傷つけてしまう可能性が高くなります。
万が一、神経を傷つけてしまった場合の症状は、くちびるのしびれ、一時的または永久的な麻痺、知覚異常などです。
一時的な麻痺の場合でも、神経組織の再生力は非常に乏しいため、半年〜1年の治癒期間が必要で、長いと2〜3年の治癒期間を必要とする場合もあります。
2. インプラントの位置や方向の計画ミス
インプラントと骨が完全に結合して固定しているにもかかわらず、インプラントの位置や方向に問題があるため、インプラントとして使用することができないということがあります。
この場合、インプラント治療前の診断と計画に問題があります。
対処法としては、人口歯冠で方向を修正して改善するか、それができない場合は再度インプラントを植立します。
3. 骨量が少ない箇所へのインプラント埋入
骨の量や硬さには個人差があり、それによってインプラントの成功率が変わってきます。
なので、骨量が少ないことによるインプラント失敗は、完全に医師のミスと言うことはできません。
しかし、手術前にきちんとした説明がなく、結果として骨の量が少ないために失敗したということでは、医師の判断ミスである可能性が高いです。
一方、技術の未熟な医師は難易度の高い手術は断る傾向にあるという報告もされているので、違った意味での注意も必要です。